1922年(大正11年)に建てられたネオ・バロック様式のレンガ造建築物。市政資料の展示を行っている。
1979年(昭和54年)まで裁判所として使用され、中部地方の司法の中心としての役割を果たした。1984年(昭和59年)5月、建物が国の重要文化財に指定された。
・赤い煉瓦と白の花崗岩を組み合わせた荘重で華やかなネオ・バロック様式の外観
・ステンドグラスや漆喰塗り、マーブル塗りなど高度な技術が使われている中央階段室
・内装の美しい三階復原会議室
1989年(平成元年)より名古屋市の公文書館、市民の文化利用施設として使用。常設展示室には裁判所としての資料などを展示し、一般展示室、集会室は展示会など市民へ貸出を行っている。
三階の会議室は、シャンデリア・カーテン・壁紙・じゅうたんなどの内装、および机・椅子などの調度品をすべて創建当時の姿に復原されている。
創建当時、明治憲法下の控訴第2号法廷と、現行憲法制定後の昭和23年当時の法廷の姿を再現している。留置場、独房なども見られる。