建物の外部にも内部にも土をふんだんに使い、土のさまざまな表情を感じることができる。版築壁、土間のたたき、イタリア磨き、洗い出しの床、三和土、日干しれんが壁など様々な職人の技を見られる。
洋鍛冶屋、木工作家が制作した手づくり家具なども随所に使われており、土の空間を一層魅力的に引き立てている。
階段下には、ビー玉を星座に見立てて配置した壁に子ども3人が座れる洗い出しのベンチが置かれた、隠れ家的な空間。トイレは男性用は森を、女性用は水をイメージして、壁や洗面台一面に色とりどりのモザイクタイルが貼られている。
ロフトの百土箱の部屋では、石ころの取っ手の引き出しが並び、中にはいろいろな視点から見た土の姿が詰め込まれている。建物全体が芸術で、遊び心もある、居心地のよい空間となっている。
やきもの用の粘土と道具を使って作る「光るどろだんごづくり」(制作所要時間 1.5時間・制作料金 どろだんご1個 800円)や、産地で色が違う土でパステルを作る「土のパステルづくり」といった体験教室を開催。