日本六古窯の一つ常滑に1921年(大正10年)に築かれた、れんが造りの大煙突のある建物を整備し、窯本体を貴重な産業遺産として展示公開。
この窯では、土管や焼酎瓶、クリンカータイルが製造されていた。煙突と窯は往時のたたずまいを残す数少ないものの一つとして、国の登録有形文化財に指定されている。
また明治・大正・昭和の洋風建築の外観を飾ってきたテラコッタと、明治から昭和初期にかけてつくられた陶磁製便器を展示している。
建物横には、INAXの外装壁タイルを焼造していた伊賀上野にあるトンネル窯(1972年~2005年)を部分移築して、窯の内外を公開している。