五万石以上の大名だけが許されたという石段を上ると、極彩色の楼門、その奥に社殿があらわれる。松平氏の産土神として代々崇敬が厚く、華麗な彫刻や彩色はいずれも江戸時代のもの。
松平氏(徳川氏)発祥の地である松平郷(現 豊田市松平町)の六所神社より祭神の勧請を受けて創建したものである。徳川家康の産土神として江戸幕府の厚い保護を受けた。
松平郷の六所神社は、鹽竈六所明神(鹽竈神社の六所宮の神)より勧請を受けたもので、六柱の神を祀っていた。岡崎の六所神社はそのうち猿田彦命・塩土老翁命・事勝国勝長狭命の三神の分祀を受けた。現在は、他に12柱の神を祀る。
本殿・幣殿・拝殿・神供所は昭和10年に国指定の重要文化財となった。現在の本殿・幣殿・拝殿は、寛永11年(1634年)から同13年にかけて徳川家光の命を受けて改築されたものである。
楼門は権現造の絢爛豪華な門で、昭和10年に国の重要文化財に指定された。
ご利益 安産・開運