浄土宗の寺院。山号は成道山。正式には成道山松安院大樹寺。徳川氏(松平氏)の菩提寺であり、歴代当主の墓や歴代将軍(大樹公)の位牌が安置されている。
文明7年(1475年)、松平氏宗家当主の松平親忠が戦死者供養のため、勢誉愚底を開山として創建した。
永禄3年(1560年) 桶狭間の戦いで今川軍は敗走し、松平元康(徳川家康)はここに逃げ帰り、先祖の墓前で自害しようとしたが、住職の登誉に諭されて思い留まった。慶長7年(1602年) 勅願寺となる。
「多宝塔」は、一層が方形、二層が円形の二重の塔で国の重要文化財。かえるまた・こぶしばな等の彫刻模様に室町末期の美しい様式を見ることができる。
ご利益
出世開運・無病息災・必勝祈願