東海道の要所として、1612年(慶長17年)、徳川家康が子義直の居城として築城。日本100名城に選定されており、国の特別史跡に指定されている。
昭和20年の名古屋空襲によりほとんどの建物が焼失したが、三つの櫓、三つの門、本丸御殿障壁画・天井板絵の大部分が戦火を免れ、国の重要文化財に指定された。
1959年(昭和34年)、金のシャチをいただく五層の大天守閣(約48m)と小天守閣(約24m)、正門が再建された。現在、城主(藩主)が居住する御殿「本丸御殿」の復元が実施されており、2018年度(平成30年度)全体公開を予定している。
1階からは7階と地階があり、7階は天守閣展望室となっている。1階では重要文化財の障壁画・歴史資料を展示、3階から5階にかけて「実物大金鯱模型」「石引き体験」「駕篭乗り体験」、光・音による「城内、城下の暮らし」をうかがい知ることができ、誰もが楽しみながら名古屋城と名古屋の歴史を学ぶことができる。
名古屋城内の食堂では味噌カツ、きしめん、エビフライ、味噌おでん、と名古屋名物を食べることができる。園内には、枯山水回遊式庭園の名勝二之丸庭園や、二の丸茶亭、二之丸東庭園がある。