五色園は、愛知県日進市にある日本で唯一の宗教公園。公園内にある大安寺は浄土真宗系の単立寺院である。
1934年(昭和9年)に、森夢幻(後の大安寺初代管主)が、多くの人の助力とともに建設したもの。後に正式名称が「宗教法人五色山大安寺」となった。
園内には、親鸞の教えを視覚的に感知させることを目的とした塑像が多数配されているほか、大安寺本堂や五色園墓地、宿坊などがある。なお塑像の作者は、コンクリート像作家として知られる浅野祥雲である。
像は広大な20万坪の敷地のあらゆる場所に配置してあり、数え切れないほどの数が展示されている。像は親鸞聖人の生涯を再現する等身大の像や、歴史的な場面などを再現していたり様々だが、宗教公園ということで僧や不動明王尊など寺に関わるものが多い。
五色園の名前は園内の五種の樹木(松・竹・梅・桜・紅葉)の彩りから由来している。桜や紅葉名所として有名で、4月上旬期には園内の約3,000本の桜が満開となり花見を楽しめる。