国府宮(こうのみや)

天下の奇祭『はだか祭』で有名な尾張大国霊神社

国府宮

正式名称は尾張大国霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)で、近くに尾張国の国衙(国府)があったことから、一般には国府宮と呼ばれる。古来より尾張の総鎮守の神厄除けの神として広く尊崇されている。

毎年旧暦1月13日に執り行われる儺追(なおい)神事、通称「はだか祭り」で有名である。

祭神の尾張大国霊神は、尾張人の祖先が当地を開拓する中で、自分達を養う土地の霊力を神と崇めたものとされる。開拓の神ということで、大国主命とする説もある。

神社は尾張国府の創始とともに創建されたもので、尾張国の総社とされた。境内別宮の大御霊神社(大歳神之御子。大年神の御子神の大国御魂神のこと)・宗形神社(田心姫命)とともに国府宮三社と称する。

『延喜式』では小社に列する。昭和15年(1940年)に国幣小社に列格し、戦後は別表神社となった。

本社の建築様式は本殿、渡殿、祭文殿、廻廊、拝殿、楼門と並ぶもので「尾張式」と称される。また、本殿に接する位置には自然石を5個円形に並べた「磐境(いわくら)」があり、社殿建立以前の原始的な祭祀様式を物語るものとして神聖視されている。

足利時代初期の建造の「楼門」、江戸時代初期の建築「拝殿」が重要文化財に指定されている。拝殿は正面3間、側面5間で屋根は一重の切妻造、桧皮葺である。楼門は三間一戸の入母屋造で屋根は桧皮葺である。

はだか祭は数千人の裸男が、「神男」にふれて厄を落とそうと激しくもみ合い、かけられた水もたちまち湯煙となって立ち込める様は、まさに"天下の奇祭"。起源は奈良時代、人出は約25万人。

ご利益
厄除け・農商業守護

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名称 国府宮
カテゴリ 神社・仏閣
地域 尾張地区
料金

拝観無料

TEL0587)23-2121
リンク 公式サイト
所在地 稲沢市国府宮1-1-1
アクセス 名鉄名古屋本線「国府宮駅」より徒歩5分
駐車場 100台(無料)
関連項目