聖使徒福音記者マトフェイ聖堂は、豊橋ハリストス正教会の教会(聖堂)で、国の重要文化財。1915年に完成したビザンチン様式の建築で、県下正教会中最古のもの。
愛知県南知多町出身の建築家であり神品 (正教会の聖職)でもあったモイセイ河村伊蔵(司祭)が、京都ハリストス正教会をモデルに西洋風のドームを造った。
西側に正面玄関と鐘楼を戴いた啓蒙所、東側に至聖所、その間の中央部分に聖所が配置され、聖所は啓蒙所・至聖所よりも広く造られて十字の平面型を構成している。
至聖所と聖所は他の正教会の聖堂と同様にイコノスタシス(聖障)によって区切られており、イコン画家であった山下りんによって「主の昇天」「ハリストス(キリスト)の降誕」等が描かれている。