巣山高原から流れ落ちる水が、礫岩の断層崖に7段の滝となり、これが阿寺の七滝である。新城市の阿寺川にあり、滝および周辺は国の天然記念物に指定されている。
礫岩にかかる滝としては学術上貴重なものとされ、昭和9年1月22日名勝天然記念物に指定された。高さ64m、日本の滝100選の一つ。
この礫岩は「子抱石」と呼ばれ、祀ることで子宝に恵まれるとの伝承がある。滝の竜神は雨乞の神として信仰されている。上から2番目・5番目の滝壺には深さ7mにおよぶ甌穴(ポットホール)がある。
また陰陽師の安倍晴明が若年期に滝で修行したという伝説があり、晴明が使ったという井戸が現存する。